おじいちゃんが亡くなって
先日、おじいちゃんが亡くなったとの知らせを受けた。
突然で、様子もよくわからず。
おばあちゃんが亡くなってから、
一人で、山奥の田舎に住んでいた。
自宅で倒れているところを、たまたまやって来た人が見つけたそう。
だから、いつ亡くなったか定かではない。
お葬式もコロナの影響で通常より質素。
先に火葬し、棺での送り出しもなし。その後の親族の会食もなし。
一人で、誰にも知られず、ひっそり旅立ったおじいちゃん。
人生最後の舞台も、静かであっけない。
おじいちゃん、寂しくなかったんかなあ
本当に、最期がこんな感じでよかったんかなあ
思いを馳せると、哀しくなってくる
けど、
独りで、静かに、誰にも邪魔されず、いきたかったのかも知れないな
あんまり、みんなに注目されて、華々しく賑やかなのは、好きじゃなかったのかも知れないな
おじいちゃんは、どんな人だったのか。
小さい頃、遊びに行くと
「よう来たね、あはっあはっあはっ」
と、笑っていたくらいしか、覚えていない。
おばあちゃんは、おしゃべりだったけど、
おじいちゃんは、黙々となにか仕事をしていた気がする。
田舎の家には、おじいちゃんが取ったであろう、たくさんの感謝状や表彰状が飾られていた。
きっと真面目に世のため人のため、働いたんだろう。
もう会えないのは、残念だけど
最後にちょっとだけ、おじいちゃんのことを知れた気がした。
ありがとう